米国日本医師会からニューヨークの皆さまへ

03/26/20

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• 2020年3月26日
  ニューヨーク周辺に在住の皆さま

  コロナウィルスのパンデミックは世界を揺るがし、このニューヨーク周辺にも今までの最大とも言えるチャレンジを投げ掛けています。駐在の皆様も不安が高まっておられることと思います。

  我々みんなでコロナウィルスに打ち勝つ為に協力出来ることは、感染を広げない事です。その為には洗剤で丁寧にかつ頻繫に手洗いをして、何気なく触ってしまう目や口、鼻など粘膜を通じてウィルスを体内に取り込まないことです。そしてドアノブ、電話器や携帯、蛇口などよく触る表面の除菌をこまめにし、出来るだけ不必要な外出を控えることです。もし外出する場合は、バスや電車、地下鉄など多くの人が混み合う手段をさけて、出来るだけ他人との距離を保つことです。

  もし自分や家族が感染したかもしれなかったら？などのQ&Aは、一般の方々には厚生労働省のコロナウイルスに関するQ&Aが下記のリンクから見れます。分かり易く説明されています。
  ▶︎厚生労働省コロナウイルスQ&A

  コロナウィルスの治療薬は現時点でありませんから、呼吸困難など重症な症状がない場合は自宅での養生になります。医療機関を受診するべきかどうかは電話でかかりつけ医に相談して下さい。コロナウィルスの疑いで受診が必要な場合のホットラインはNY市3-1-1、NY州1-888-364-3065、 NJ州 1-800-222-1222、CT州2-1-1です。
  ▶︎NYCコロナ対策日本語版

  また英語になりますが、CDCの一般の方々むけの情報サイトはこちらです。頻繁にUpdateされているので、最新の情報があります。
  ▶︎https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html

  協力し合ってみんなでコロナウィルスの危機を乗り越えましょう。

  柳澤ロバート貴裕
  米国日本人医師会 会長

  マウントサイナイ医科大学内分泌内科 教授
  東京女子医科大学 招待教授
  東北大学医学部 臨床教授