展覧会
草月和節グループ花展 「ハロー スプリング!」
日本ギャラリーでは、草月生け花和節グループ(畑節子主宰)による、11回目の展覧会を開催致します。今回も和節グループならではの、オリジナリティ溢れる活け花を展示致します。
和節グループは、草月生け花の創流者、勅使河原蒼風に続く代々の家元の教えにそって、各々の気持ちを表現することを大事にしています。草月のいけばなは、「型」に囚われることなく、常に新しく、活ける人の個性を自由に映し出しています。生け手は、自分の思いを花に託し、自分らしく、のびやかに花を生けていきます。創造性と、挑戦の精神を重んじ、「いつでも、どこでも、だれにでも生けられる自由ないけばな」、それが草月流の特色です。また同時に、空間や線、色などの配置、形など生け花の基本も大切にします。これらの、絶妙なバランスが和節グループの生け花の特徴です。
出展者は、和節グループに所属し、畑節子先生の指導を受けている華道家30人です。本展では、ニューヨークを拠点に活躍する書画家・田中太山の書画も展示される予定です。ユーモラスな太山の書画と、草月生け花のコラボレーションは見所の一つです。
和節グループならではの、オリジナリティ溢れる、春に咲く華やかな花の饗宴をお楽しみ下さい。
畑 節子(はた せつこ) 元いけばなインターナショナルNY支部会長
1965年に、いけばなインターナショナル創設直後よりメンバーとなり、すぐにNY支部ボードメンバーに名を連ねる。これ以降、現在に至るまで約50年にわたり、ボードメンバーとして生け花インターナショナルNYを支え続け、その間に会長を2度歴任。1970年に、草月流の創始者、勅使河原蒼風氏により草月流NY支部の支部長に任命され、これ以降1991年まで、21年にわたって務める。米国において、今日ほど日本文化が浸透する以前の1965年より活動を開始し、黎明期のいけばなインターナショナルを中心人物の一人として支え、50年以上の長きにわたり継続的な文化発信を実施している。また、組織としてのいけばなインターナショナルの拡大や、草の根でのいけばな普及を行う傍ら、後進の育成にも励み、多くの米国人を含むいけばな指導者たちを輩出している。その功績により、2014年、在外公館長賞(在ニューヨーク日本国総領事館総領事賞)を受賞。2016年、90歳以上の現役指導者に与えられる、草月日輪賞を受賞。
会期 | 4/8-9, 2016 |
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開催時間 | 10:00 am - 6:00 pm (4/8) 10:00 am – 4:00 pm (4/9) |
場所 | The Nippon Gallery at the Nippon Club |
入館料 | Free |
詳細 |