畑節子氏旭日双光章受勲記念花展

いけばなインターナショナルニューヨーク支部
名誉顧問・畑節子氏　旭日双光章受勲記念花展
「花ありて…東と西」

主催：草月和節グループ
協力：いけばなインターナショナルニューヨーク支部

いけばなインターナショナルニューヨーク支部名誉顧問の畑節子氏は、この度、アメリカ合衆国における生け花を通じた日本文化の普及・発展に寄与した功績により、旭日双光章を受勲されました。

畑氏は、1965年にいけばなインターナショナルのメンバーとなり、間もなくニューヨーク支部の理事に就任。これ以降、現在に至るまで５０年以上にわたり、理事としていけばなインターナショナルニューヨーク支部を支え続け、その間に会長を２度歴任されます。1970年に草月流の創始者、勅使河原蒼風氏により草月流ニューヨーク支部の支部長に任命され、以降1991年まで21年にわたって務められました。

米国において、今日ほど日本文化が浸透する以前の1965年より活動を開始し、黎明期のいけばなインターナショナルを中心人物の一人として支え、50年以上の長きにわたり継続的な文化発信を実施されてきました。また、組織としてのいけばなインターナショナルの拡大や、草の根での生け花の普及を行う傍ら、後進の育成にも励み、多くの米国人を含む生け花指導者たちを輩出しています。

畑氏は、この度の受勲に際し、「振り返って見ますと長い歳月でございましたが、日本の文化の生け花を皆様に誇りを持って教えてきました。数知れない人との繋がりが出来、そこには国の境も人種の違いも無く、共に生け花の道を歩いてきました。この度の受勲は身に余る光栄なことと恐れ入っております。皆様のサポートがあったからこそと深く感謝致しております」と話しています。

日本ギャラリーでは、3月7日と8日の両日、この受勲を記念し、花展を開催致します。ニューヨークはもちろん、ペンシルバニア、ボストン、アルバニ―、ワシントンDCから多くの生徒たちが駆けつけ、お祝いの生け花を披露する予定です。また、池坊、小原流の華道家によるお祝いの生け花も展示されます。総勢30名の華道家による、華やかな花の饗宴をお楽しみ下さい。