展覧会
レフカラレース展
「地中海の美しい島国・キプロスからのレフカラレース展」
主催:日本クラブ
後援:在ニューヨークキプロス共和国総領事館
「レフカラ」は、地中海の東端、トルコやシリアの近くに位置する島国、キプロスにある村の名前です。このレフカラ村には、500年以上前から伝わる刺繍技法があり、1481年にここを訪れたレオナルド・ダ・ヴィンチがその刺繍の美しさに魅了され、ミラノ大聖堂の祭壇用のクロスを注文したと伝えられています。祭壇のレースがレフカラレースだということは、近年になってミラノ市が公式に認め、1986年には両政府の外交官が出席してレフカラ村で公式式典が催されました。
15世紀頃、レフカラはヴェネチアの貴族とその家族たちの保養地として人気があり、彼らとの交流の中で村の女性たちはヴェネチアの貴婦人たちからレース編みを学び、より美しくて繊細なレース作りに励んだと言います。レフカラレースの模様を編むのは大変な手間がかかり、1mのレースを作るのに半年以上要します。レースができる人も減りつつあり技術の継承が課題となっています。レフカラレースは2009年、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
本展では、悠久の歴史を持つレフカラレースを50点展示し、キプロスが誇る繊細で洗練された美と伝統の技術をご紹介いたします。
会期 2018年4月19日(木)~4月25日(水)
場所 日本ギャラリー(日本クラブ 7階)
時間 10:00 am~6:00 pm (月~金)
10:00 am~5:00 pm (土) 日曜休館
詳細 Tel:(212)581-2223 Fax(212)581-3332
E-mail: info@nipponclub.org
入場無料
参考:日本は1960年8月のキプロス独立と同時に同国を承認し、現在に至るまで両国は伝統的に友好な関係を維持。1962年に外交関係を開設し、2010年には国交樹立50周年を記念してニコシアにおける日本週間を行い、活け花などの日本の伝統文化の紹介やワークショップを開催いたしました。2011年3月の東日本大震災の際、キプロス政府は日本に対して5万ユーロの義援金を提供し、被災児童25名をキプロスへ招へいしました。
本展では、地中海に浮かぶ島国キプロスの伝統的な文化の紹介を通じ、友好親善・相互理解を図り、それが、日本と世界各国の相互理解の増進及び友好関係の発展の一助になることを目的として開催できればと思います。
会期 | 4/19 (Thu)-4/25 (Wed) |
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開催時間 | Mon-Fri 10:00 am-6:00 pm Sat 10:00 am-5:00 pm Sunday closed |
場所 | The Nippon Gallery (Nippon Club 7th floor) 145 West 57th Street, New York, NY 10019 |
入館料 | Admission: Free |
詳細 |