展覧会
「卓越した形と心象 – 伝説の日本美術」
日本ギャラリーでは、ニューヨークで開催されるアジアウィークと同時期に、主には帝室技芸員(ていしつぎげいいん)や人間国宝により制作された、技巧を凝らした珠玉の近現代工芸品をご紹介する展覧会を今年も開催致します。今年のテーマは、伝説、民話、歴史、そして神道、仏教。
展示作品には、帝室技芸員の並川靖之(七宝)、濤川惣助(七宝)や海野勝珉(彫金)、人間国宝の海野清(彫金)、香取正彦(鋳金工芸)、関谷四郎(金工)の作品が含まれています。また、藪明山による薩摩焼の花瓶は必見です。日本にはほとんど残っていない幻の極細密絵付の陶磁器、藪明山。明治以降、藪明山は作家兼陶器工房創業者として博覧会に出品し数々の受賞を重ねるだけでなく、日本のまとめ役として世界博覧会の運営に協力しました。更には、芳山作の聯(れん)も必見です。
本展では卓越した近現代工芸家の技から生み出された「日本の美」をご鑑賞頂くため、オリエンテーションギャラリーとオリエンタル・トレジャーボックスの膨大なコレクションの中から、陶器・漆工・七宝・染織・金工等の最高峰の美術工芸品を展示致します。この展覧会を通じ、ニュ-ヨークをはじめアメリカ全土、及び世界中から集まる多くの方々と美術品鑑賞の喜びを分かち合えれば幸いです。
主催:オリエンテーションズ ギャラリー、オリエンタルトレジャーボックス
■ 特別講演会
ロスアンゼルスカウンティ美術館 日本美術学芸員のホリス・ゴダ-ル女史氏をお迎えし、「神道、仏教をテーマに制作された近現代の美術工芸品 」についてお話を伺いする予定です。
日時:2019年3月18日(月) 3:00 pm-4:00 pm
入場無料(要予約):日本クラブ事務局本多まで yhonda@nipponclub.org)
会期 | 3/16 (Sat)-3/23 (Sat) |
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開催時間 | Monday-Friday 10:00-18:00 Saturday 10:00-17:00 Sunday Closed |
場所 | The Nippon Gallery (Nippon Club 7th Floor) 145 West 57th Street |
入館料 | Free |
詳細 |