展覧会
【開催中止】「儀式と伝統 – 日本の美術工芸」展
日本クラブ臨時休館に伴い、展覧会は中止となりました。
新型コロナウイルス感染症の感染とその拡大防止のための臨時休館措置に伴い、本展は3月18日(水)をもって中止となりました。大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承のほど、お願い申し上げます。
主催:オリエンタル・トレジャー・ボックス & オリエンテーションズ・ギャラリー
ニューヨークで開催されるアジアウィークと同時期に、日本ギャラリーでは、今年も、主には帝室技芸員(ていしつぎげいいん)や人間国宝により制作された近現代工芸品をご紹介する展覧会を開催致します。今年のテーマは、「儀式と伝統」。日本古来の香道、茶道、華道、仏教や神道の儀式、宮中や武家の生活様式、劇場、舞踊などの芸能に関する幅広い分野での美術工芸品を展示いたします。
本展では、帝室技芸員の並川靖之による修学院離宮を描いた七宝の香炉(1905)や、人間国宝の二代目前田竹房斎(まえだちくぼうさい)の竹の花籠「輪違文花籃」、漆芸家の岡田紫峰による蒔絵の重箱など、技巧を凝らした珠玉の美術工芸品を展示いたします。また、明治から大正期にかけて東京・浅草で活躍した金工家の長谷川一清(玉東斎)の作品は必見です。玉東斎は、1893年のシカゴ・コロンブス博覧会や1900年のパリ万国博覧会、1905年の リエージュ万国博覧会等に出品するなど日本を代表する金工家として世界での評価 がとても高く、本展では、高い彫金技術で迫真的に表現された鴨の香炉を展示します。更には、印象的な紺碧の青「木村ブルー」で知られる、現代陶芸家の木村芳郎の吸い込まれるようなコバルトブルーから淡い空色に変わるグラデーションの花瓶や、岐阜県重要無形文化財保持者の林正太郎による志野焼の茶碗など、見どころ満載の内容です。
限られたスペースで卓越した近現代工芸家の技から生み出された「日本の美」をご鑑賞頂くため、オリエンテーションギャラリーとオリエンタル・トレジャーボックスの膨大なコレクションの中から、陶器・漆工・七宝・染織・金工等の最高峰の美術工芸品を選定しました。本展を通じ、ニュ-ヨークをはじめアメリカ全土、及び世界中から集まる多くの方々と美術品鑑賞の喜びを分かち合えれば幸いです。
写真
鴨の香炉 長谷川一清(玉東斎) 明治
香炉 並川靖之 明治
重箱 岡田紫峰 昭和
■特別講演会はキャンセルとなりました
ロサンゼルス・カウンティ美術館 日本美術学芸員のホリス・ゴダ-ル女史氏をお迎えし、「日本の美術工芸における儀式と伝統」についてお話をお伺いする予定です。
日時:2020年3月16日(月) 午後3時~午後4時 入場無料(要予約)
予約受付:日本クラブ事務局 本多まで yhonda@nipponclub.org
会期 | 2020年3月12日(木)- 3月19日(木) |
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開催時間 | 10:00 am – 6:00 pm(月-金)10:00 am – 5:00 pm (土)日休 |
場所 | 日本ギャラリー(日本クラブ7階) 145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019 |
入館料 | 入場無料 |
詳細 | Tel: 212-581-2223 Fax: 212-581-3332 E-mail: info@nipponclub.org |