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展覧会

「ニッポンアート、新時代。NAU 21世紀美術連立展 in New York」展

1960年代の「具体美術」をご記憶でしょうか。彼らは前衛芸術と呼ばれ国内外で高い評価を得ました。その後、いくつかのグループに継承され日本における抽象表現の源流となりましたが、今回、展示を行うNAU(New Artist Unit)もそのひとつで、かつての前衛時代を駆け抜けた作家らによって発足し、現在は毎年、東京六本木の国立新美術館で「NAU 21世紀美術連立展」を開催しています。

本展では、NAUの中でも、実力が認められたメンバーによる現代アート作品を展示いたします。参加者のなかには、美術館に作品が収蔵されている作家も多数います。また、ギャラリーなどで個展を中心に活動する作家、美術系の大学教授、様々なコンクールで受賞し注目を浴びるアーティストなど多種多様な作家が一同に介します。

会場は書や版画を含む平面作品と立体作品なども同じ空間に展示するため、エネルギーがぶつかり合う様相を呈します。混沌とした作品群の中に、「ニッポンアートの胎動」を感じていただけるでしょう。新たな時代に向けた日本美術の可能性としてニューヨークの皆様に是非ともご覧いただければ幸いです。

NAU (New Artist Unit とは)
1975年、反芸術運動の拠点として発足したアーティストユニオン(AU)が母体となり、2000年に改組しNAUとして再出発したアートユニット。AUの創始者である吉村益信は、1960年に荒川修作や篠原有司男、赤瀬川源平らと共にネオダダオルガナイザーズを結成し、反芸術を掲げた作家。現在の代表は日本のトリックアートの第一人者である岩永忠樹。出品者、ジャンルは多岐にわたり、オーソドックスな作品も中には見られるが、吉村の提唱した反芸術の精神は、NAUの主要な作家には今も生かされている。

 

出展者
秋山秀馬、アキ・ユウショウ・ワタナベ、ASAKO、浅野 典子、穴澤 誠、石井抱旦、伊藤理恵子、Masaya IWASAKI、内平俊浩、遠藤一成、太田 篤、尾川 和、柏村早織里、坂牛幹雄、園田倬也、高橋俊明、龍田龍也、七瀬 孝、服部牧子、堀江タダシ、松丸典代、松本 泉、三上 智、宮崎聡子、百田笙子、山口幸子、李賢玉、渡邊佐和子、渡辺信好、渡邊健吾、青山洋子、大木章子、今野明子、小松大輔、佐々木枝里、清水のぶ子、原 大介、山本智子

 

会期 4/11 (Thu)-4/17 (Wed)
開催時間 Monday-Friday 10:00 am-6:00 pm
Saturday 10:00 am-5:00 pm
Sunday closed
場所 Nippon Gallery at Nippon Club (7th Floor)
145 West 57th Street, New York, NY 10019
入館料 Admission Free
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