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イベント詳細

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲/1850-1904)渡米150年記念イベント

講演会・パフォーマンス
10 / 23 / 19
  • Nanami Nanasawa
  • 小泉凡氏(小泉八雲曾孫)講演会 「ラフカディオ・ハーン」を現代に生かす」& 七澤菜波氏墨書パフォーマンス 「逢魔―小泉八雲の精神と書が出会う」

     

    『知られぬ日本の面影』『心』『怪談』『日本―ひとつの解明』などの十数冊の著作で、日本人の精神文化を世界へ伝えた、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、ちょうど150年前の1969年に、アイルランド移民として単身ニューヨークに到着しました。当時19歳のハーンは、幼少からの度重なる苦難を乗り越え、渡米後はジャーナリストとして、シンシナティとニューオリンズで約20年間の取材生活を続け、トップクラスのジャーナリストへと飛躍し、また文筆家としての地位を確立していきました。

    日本クラブでは、ハーンの渡米150周年を記念して、ハーンの曾孫である小泉凡氏による「ラフカディオ・ハーンを現代に生かす」と題した講演会と、書家の七澤菜波氏による、墨書パフォーマンス「逢魔」を開催いたします。

    「近年、日本をはじめ世界のハーンゆかりの地で彼の再評価が高まりつつあります。現代社会のニーズのために、小泉八雲(ラフカディ・ハーン)というオープン・マインドで多面性をもつ人物を、単なる文学の研究対象という価値観から解き放ち、社会に生かすことは、子孫として大きな意味のあることだと考えています」と小泉凡氏は言います。

    講演会終了後、ギタリストの山本恭司氏の演奏に合わせ、墨書パフォーマンスを披露する七澤菜波氏は、昼と夜の狭間、現生とあの世をつなぐ狭間、人間が魔物に出会う狭間、地域に繋がる端境、無である紙の上に、何か見えない狭間である「逢魔」の世界を描き出す予定です。

    小泉八雲の精神と書が出会う瞬間にぜひお立合い下さい。


    開催日:2019年10月23日(水)
    時間:6:30-8:00pm (開場 6:00pm )
    一般$15 / 日本クラブ会員 $10 (ドリンク付)

    お申込み、お問い合わせ:日本クラブ(担当 本多  Tel: 212-581-2223 E-mail:yhonda@nipponclub.org)


    小泉凡

    小泉八雲記念館館長・焼津小泉八雲記念館名誉館長・島根県立大学短期大学部名誉教授。東京都出身。

    成城大学・同大学院で民俗学を専攻後、1987年に松江へ赴任。妖怪、怪談を切り口に、文化資源を発掘し観光・文化創造に生かす実践研究や、小泉八雲の「オープン・マインド」を社会に活かすプロジェクトを世界のゆかりの地で展開する。俳優・佐野史郎、ミュージシャン・山本恭司との「朗読のしらべ」に参画。2017年7月、日本・アイルランドの文化交流貢献で外務大臣表彰。主著に『民俗学者・小泉八雲』(恒文社、1995年)、『怪談四代記―八雲のいたずら』(講談社、2014年)ほか。小泉八雲曾孫。日本ペンクラブ会員。

    七澤菜波

    書家・墨象アーティスト。富山県出身。

    東京学芸大学書道学科を経て、グラフィックデザイナーとして活躍。その後、墨象アーティストとしての活動をはじめる。伝統的な書のみならず、「墨象+書」「墨象+写真」など独自のアートを追求。国内・海外の個展において作品を発表するほか、商品やパッケージ、ブランドロゴなどの揮毫作品も制作。

    また音楽に合わせて巨大な紙に描く「書のパフォーマンス―LIVE PERFORMANCE―」は、優雅に美しく奏でるスタイルが評判を呼んでいる。2018年11月にはシンガポールで個展を開催し海外進出を果たす。そのほか、アパレルや建築、舞台美術とのコラボも話題になっている。

    「小泉八雲朗読のしらべ」の公演題字を、2013年より6年連続で手がける。

    2018年から2年間、共同通信社の会員制雑誌「Kyodo Weekly(共同ウイークリー)」の表紙を担当。2019年6月には、同本社ビルにおいて「四季を奏でる〜Kyodo Weekly表紙展」を開催。また、天皇御即位30年・御成婚60年を記念した写真集の題字を揮毫する。

    山本恭司

    ミュージシャン。島根県松江市出身。

    15歳でギターをはじめ、18歳でヤマハ・ネム音楽院に入学。その頃より天才ギタリストとしての呼び声高く、在学中にBOWWOWのリード・ギタリスト、リード・ボーカリストに抜擢される。デビュー当時は、キッスやエアロスミスとのツアーが大きな話題を呼び、豪快で圧倒的なサウンドとギターテクニックにより常に日本のロック・シーンをリードしてきた。その後、VOW WOWを結成しロンドンをベースにヨーロッパ、アメリカで約4年間活動。イギリスでチャートインするなど海外での評価も高く、海外有名アーティストへの影響力も大きい。

    バンド活動以外にも、ギター・インストゥルメンタル・アルバムのリリースやジャズ・フュージョン系ミュージシャンとのセッション、アコースティックの弾き語り、最近では俳優・佐野史郎との「朗読のしらべ」の音楽を担当するなど、他アーティストのプロデュースに至るまで、その幅広い音楽性を武器に世界の音楽シーンで活躍している。

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