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イベント詳細

日本クラブ・米国日本人医師会(JMSA)共催 ヘルス・ウェビナー
メンタルヘルスの重要性:日本人駐在員とその家族を支援する企業の役割

職業人は生涯で約90,000時間を職場で過ごすと言われており、そのため、雇用主には精神的に健康な職場を整えるために、心理社会的リスクや危険を軽減し、能力開発やスティグマの解消に取り組むとともに、質の高く、アクセスしやすいケアを提供するという責任があります。特に、米国に拠点を持つ日本企業においては、日本人駐在員とその家族が特有の課題に直面するため、日本人駐在員とその家族の心の健康を優先することは極めて重要です。海外赴任は、文化的・社会的・職業的な適応を伴い、それに起因するストレスの増大、孤立感、そして心の健康への影響を引き起こす可能性があります。さらに、言語の壁、職場文化の違い、文化的背景に配慮した心のケアへのアクセスの難しさが、こうした課題を一層深刻なものにしています。本ウェビナーでは、企業が日本人駐在員とその家族の心の健康を積極的に支援するために、実践的かつ科学的根拠に基づいた戦略を提供します。

【開催日時】
3月12日(水)7:00-8:00 PM (ET)

無料(要登録)

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ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。

*本ウェビナーは英語で行われますが、AIの同時通訳によるサブタイトルもございます。
*このイベントはZoomによるオンライン・イベントです。実際のイベントは日本クラブ会館では実施しておりません。

◆ 講師プロフィール

キャスリーン・パイク 博士

コロンビア大学 Mental Health + Work Design ラボ ディレクター
One Mind CEO

パイク博士は、国際的に認められたメンタルヘルスの専門家であり、One Mind のCEOを務めている。One Mindに加わる前は、コロンビア大学 世界保健機関(WHO)グローバルメンタルヘルスセンターを設立・運営し、また、コロンビア大学 Mental Health + Work Design Lab のディレクターとして、職場におけるメンタルヘルスの向上に向けたリーダーシップを発揮し、専門知識の提供、科学的研究、戦略的ガイダンスを行ってきた。 現在も、コロンビア大学 精神医学部門および公衆衛生学部の教員としての役職を継続している。パイク博士は、メンタルヘルスの発展に貢献した功績が評価され、2021年 アメリカ心理学会 国際心理学の発展への卓越した貢献賞を含む数々の賞を受賞しています。


小風華香

コロンビア大学 Mental Health + Work Design ラボ & One Mind
職場メンタルヘルスリサーチアソシエイト兼日本ストラテジー主任アナリスト

コロンビア大学のMental Health + Work DesignラボとOne Mindにおいて、職場メンタルヘルスリサーチアソシエイト兼日本ストラテジー主任アナリストを務めている。この役割において、日本企業向けにエビデンスに基づいたメンタルヘルスの枠組みを開発し、駐在員やその家族を含む国内本社や米国子会社に勤務する従業員のメンタルヘルスニーズに対応している。

兵庫県神戸市生まれ。父親の仕事の関係で東京、ニューヨーク、ヒューストン、ロンドンで育ち、多文化的な環境での経験を通じて、多様な人々に対する心理学やメンタルヘルスへの情熱を育んだ。修士課程の臨床インターンシップでは、コーネル医科大学の集中外来治療ユニットでアルコール依存症/薬物依存症のカウンセラーとして勤務し、支援が届きにくく社会的に孤立したコミュニティに特化したケアの重要性を深く学んだ。

日本のコミュニティにおけるメンタルヘルスの推進活動が高く評価されている。2023年には海外日系人協会の大会で秋篠宮皇嗣殿下の御前で講演を行い、米国日本人医師会(2024年)やニューヨーク日系人会(2023年)から奨学金を授与されるなど、その活動は多くの栄誉を受けている。また、アメリカンスクール・イン・ジャパンの「Young Alumni Changemaker Award」の初代受賞者として表彰されている。さらに、スタンフォード大学病院のHeartfulness Fellowおよびニューヨーク大学病院のアルコール依存症/薬物依存症スカラーとしても活動している。

ニューヨーク大学で応用心理学およびメンタルヘルスとウェルネス分野のカウンセリングにおいて学士号(B.S.)及び修士号(M.A.)を取得している。


柳澤ロバート貴裕 医師

マウントサイナイ内分泌内科 教授
東京女子医科大学 招待教授
東北大学医学部 臨床教授

1994年米国ブラウン大学医学部卒業、米国内科研修を終え、一時帰国し日本の医師免許も取得。マサチューセッツ大学にて内分泌科フェローを終え、2001年よりニューヨーク、マウントサイナイ医科大学に勤務。9.11同時多発テロ事件を目前で体験。救援活動の暴露により甲状腺がんのリスクが約2倍に増えた警察官や消防士なども定期的に診療している。全米トップクラスの内分泌科研修プログラムの主任として50人以上の内分泌科専門医を育てた。現在マウントサイナイ内分泌内科教授で医学生の国際医療の指導に励む。東日本大震災当時は米国日本人医師会副会長として40人のボランチア医療支援チームを日本のDMATと展開。震災後間もない南三陸、仙台、福島を訪問して、長期的な災害医療の必要性を感じた。その後被災地で心のケアと身体のケアを合体させた、総合的災害医療を推進。9.11家族会を毎年ニューヨークから訪日させ、現地の医療チームと共に東北各地で対話交流を持たせ、双方の被災者に復興への勇気と希望を与えた。2015年には日本国際交流センター(JCIE)から、「世界の災害に応用しうる革新的な事例の4選」に選ばれ、2016年にはニューヨークAsia Societyにて約250人の観衆に3.11 and 9.11 Survivor Storiesを紹介した。2020年3月、新型コロナのパンデミックでは、感染患者数2000人を超える勤務先の大学病院でコロナ病棟を担当。その経験を早期に日本の大学病院などにも紹介。これからも日米医療の交流を通して双方の医療や医学教育の向上に貢献して行きたいと思う。


【お問合せ】 info@nipponclub.org


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