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イベント詳細

東日本大震災から10年を迎えて
―震災を超えて、福島から世界へー 「海の日芸術祭」より
バーチャル・オープニング・レセプション 

主催:日本クラブ
協賛:J.C.C. Fund (ニューヨーク日本商工会議所基金)
協力:一般社団法人海の日芸術祭

東日本大震災からまもなく10年の歳月が経過しようとしています。震災でお亡くなりになられた方々に心からの哀悼の意を表するとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、被災された多くの皆様にお見舞い申し上げます。

東日本大震災では東北地方は甚大な被害を受けました。この10年間、不自由な生活を送りながらも、お互いに協力をし、幾多の困難を乗り越えて、復興に邁進してこられました被災地の皆様に改めて心より敬意を表します。

日本クラブWEBギャラリーでは、震災から10年を迎えるにあたり、「震災を超えて、福島から世界へ」と題した展覧会を開催します(会期:2021年3月5日~3月31日)。東日本大震災では津波による大きな被害を受けましたが、人類が生きて行くのに欠かせない海を愛し、海に敬意を表し、海との共生を求める現代芸術家たちが、震災前の福島の豊かな海への感謝と津波の犠牲者に対する鎮魂の思いを込めて制作した作品をご紹介します。

2015年より一般社団法人「海の日芸術祭」を主宰し、また出展作家の1人である福島県郡山市在住の現代アーティストの生田目満夫氏は、「原発事故の風評は依然として根強いですが、故郷の海の美しさは変わっていません。芸術作品を通し、改めて福島の復興への歩みを多くの人に知ってもらえればと思います。東日本大震災以降の心の復興と、福島における新しい芸術の発展、更にはこの展覧会を機に、日本の現代美術を世界に発信できれば」と話しています。

本展では、25名のアーティストによる、23点の平面作品と、2点の立体作品を展示します。

【出展作家】
遠藤 由紀子、長谷川 裕美、星 章寛、五十嵐 君枝、石田 美穂、石黒 喜子、小林 弥生、
こうご みつる、黒川 雅子、黒木 昭衣、ムラ カズユキ、生田目 満夫、大橋 美保、
岡本 真実、岡本 順子、清水 のぶ子、鳥飼 規世、塚田 洋子、渡辺 永子、山田 絵美子、
吉田 江里、吉田 真梨子、吉田 成寿、吉野 祥江、ユキ・ヒロ


作品左より:
「凪」五十嵐 君枝
未曽有の大地震、東日本大震災で、フクシマの名は世界に周知されることになりました。私の住む会津は、沿岸から130キロの距離ですが店頭から食料品が消え、ライフラインが断たれました。原発事故により故郷を追われ、不自由な避難生活を余儀なくされた人たちの苦難は想像を絶するものがあります。東日本大震災は、私たちに多くの教訓を示しました。あれから早や10年が経ち、再び海の恵みをもたらす穏やかな海が戻りつつあります。そんな母なる海の印象を港や船を描いて表現しています。

「輪違屋 如月太夫」黒川 雅子
京都嶋原太夫による「奉納舞」の一場面を描いて鎮魂の思いを表現しました。想像を絶する悲しみの魂を鎮め、再生を願う気持ちを捧げます。

「繁栄と衰退」 吉野 祥江
長い歴史中の災害/大地震の繁栄と衰退を見てきたシャンデリア。日常生活が一瞬にして消えた東日本大震災の前後も見ている。まるでその日に取り残されたシャンデリアのように。このシャンデリアは様々な時代を生き延び、人々がどのように復活するかを見守る証人であり、祈りのシャンデリアである。


「震災を超えて、福島から世界へ」
バーチャル・オープニング・レセプション

2021年3月5日(金)午後7時〜8時

参加費:無料
任意で医療従事者へのお弁当プロジェクトへ寄付
※先着500名様まで

出展作家に震災への思いと作品についてお話を伺います。また、ゲストとして、音楽家で、ゴダイゴのリーダーであるミッキー吉野氏に「ガンダーラ」などのヒット曲をご演奏いただきます。

お申し込みはこちら

The opening reception will be held in Japanese, but The Nippon Club will be providing real-time subtitles in English through Wordly.

  ゲスト

ミッキー吉野 (MICKIE YOSHINO)
キーボーディスト・アレンジャー・ソングライター

1951年12月13日 神奈川県横浜市出身。1968年、グループ・サウンズの「ザ・ゴールデン・カップス」に加入。そのプレイは天才キーボーディストと注目される。カップス脱退後71年6月に渡米、9月にボストンのバークリー音楽大学に留学。 卒業後帰国し、1976年にゴダイゴ結成。ガンダーラ、モンキーマジック、銀河鉄道999など数々の大ヒットを飛ばす。

1985年のゴダイゴ活動停止後も音楽学校創設、スタジオ活動、映画音楽等で広く活躍。2004年の矢口史靖監督「スウィング・ガールズ」のサントラでは岸本ひろしと共に日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を受賞。2003年にはザ・ゴールデン・カップスが再始動、2006年にはゴダイゴも活動を再開し、毎年精力的にコンサートを開催。2005年には世界遺産、奈良東大寺大仏殿前にてゴダイゴコンサート。2007年には、東京芸術劇場にてゴダイゴ新創世紀コンサートを開催。100人のクワイヤー、和楽器、弦楽器、マイケルジャクソンのギタリストで有名なJennifer Batten、女優の市原悦子などを迎えて、3年に渡り音楽監督としてコンサートを開催した。

2011年東日本大震災の後、福島県郡山市のパレットプラザにて支援ライブ開催。またフジTV、2019TEPPEN 冬の陣では芸能人ピアノ部門優勝した。ロック・ジャズ・ポップス、映画音楽等ジャンルに捉われず現在まで幅広く活躍している。


【お問い合わせ】事務局の本多 (gallery@nipponclub.org) まで


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