日本クラブ・『オペラの楽しみを探ろう!』発起人会共催
2023/24 シーズン メトロポリタンオペラ鑑賞会 & 直前勉強会
去る9月26日、メトロポリタン・オペラはジェイク・ヘギー作『デッドマン・ウォーキング』で幕を開けしました。来年6月までシーズンが続きます。毎年好評をいただいているオペラ鑑賞会及び直前勉強会を、日本クラブと『オペラの楽しみを探ろう!』発起人会(代表:伊藤澄子氏)共催で今シーズンも3回開催いたします。
昨年に続き、今シーズンのテーマは『愛』です。第一回は、純愛と性愛とのせめぎ合いの中で愛の本質を問うワーグナー『タンホイザー Tännhauser』、第二回は、宿命の糸に操られた悲恋をテーマとするヴェルディ『運命の力、La Forza del Destino』、第三回は、時空を超えて三人の女性の生き様が絡み合う現代オペラ『めぐりあう時間たち、The Hours』です。それぞれのオペラで愛がどのように語られ、歌われるのか、ご一緒に鑑賞したいと思います。
それぞれの鑑賞会直近の金曜日夕方には、鑑賞会参加者の懇親を兼ねて、発起人会メンバーを講師とする勉強会を開催いたします。オペラは、予習をすればするほど、そして親しい人と一緒に鑑賞するとより楽しくなります!
チケットはおよそ2割引で、グランドティア(2階)を用意いたします。ここからは舞台全体が良く見渡せ、歌手との距離感も近く、また音響も素晴らしいです。応募の締め切りは、それぞれの鑑賞会の約2週間前となります。
この機会に、ニューヨークの宝物ーメトロポリタン・オペラにぜひ足をお運びください。
第3回 鑑賞会 & 直前勉強会
プット作『めぐりあう時間たち』
“The Hours”
Photo: Metropolitan Opera
『The Hours』の指揮者、ケンショウ・ワタナベ氏をお迎えし、この新作オペラの観どころ・聴きどころを解説していただきます。マエストロ・ワタナベは日本生まれ・アメリカ育ち・現在パリ在住。世界を舞台に活躍する新進気鋭の指揮者です。メット音楽監督ネゼ=セガン氏の信頼が厚く、今シーズンは『The Hours』全公演の指揮を任されることとなりました。
勉強会の終了後はドリンクと共に、ケンショウ・ワタナベ氏とお話しできる懇親会を設けます。この機会をお見逃しなく!鑑賞会に参加されない方も、ぜひこの特別な勉強会にご参加ください。
米国の三大ディーヴァである、ジョイス・ディドナート、ケリー・オハラ、ルネ・フレミングが、それぞれ、一九百二十年代英国リッチモンドに住むうつ病に悩む作家ヴァージニア・ウルフ、五十年代ロス・アンジェルスに住む情緒不安定の主婦、九十年代のマンハッタンに住む辣腕編集者の女性の役を演じます。三人が同時に別々の歌詞を違う音楽で歌うことによって、時空を超えて話が展開していきます。オペラだけができるマジックです。新進気鋭の日本人指揮者、 Kensho Watanabeが、全公演の指揮を担当することにも注目です。(text by 伊藤澄子)
『めぐりあう時間たち The Hours』
制作:フェリム・マクダーモット
指揮:ケンショー・ワタナベ
主な出演者:ジョイス・ディドナート、ケリー・オハラ、ルネ・フレミング
言語:英語
■オペラ鑑賞会(受付終了)
日時:2024年5月5日(日)午後 3時開演(現地集合2時半)
場所:Metropolitan Opera House(交通アクセス)
参加費:お一人 130ドル(日本クラブ会員)/140ドル(ゲスト・一般)
定員:20名様限定
鑑賞会は定数に達し、お申込みを締め切りました。勉強会はまだ受け付けております。
■直前勉強会
日時:2024年5月3日(金)午後6時~開催
場所:日本クラブ
参加費:お一人20ドル(日本クラブ会員)/30ドル(ゲスト・一般)※1ドリンク付
申込み締切日:5月2日(木)まで
※直前勉強会は、鑑賞会参加者に限らずどなたでも参加できます。