日本クラブ WEBギャラリー企画展
「日本の人形:昭和から平成そして令和へ」バーチャル・オープニング・レセプション
会期:2021年6月17日(木)〜 7月28日(水)
場所:日本クラブWEBギャラリー
人形は子どものおもちゃであると同時に、民族や風俗、歴史を伝える役目も果たします。人形は時代とともに変遷してきました。宗教的儀式や祭礼などに用いられていた人形が、次第に遊び道具となって子供に与えられるようになりました。子供にとって人形遊びは情緒性や想像性を育み、心身のすこやかな成長を育むと言われています。
本展では、昭和から平成、そして令和まで、子どもたちを中心に人気のあった人形を時代ごとに展示し、その時代背景と共にご覧頂きます。また1927年にアメリカ合衆国から日本へ贈られた「青い目の人形」(Friendship Dolls:友情人形)と、日本から贈られた答礼人形の親善人形もご紹介致します。
会期中、WEBギャラリーにて、正解された方の中から抽選で5名様にリカちゃん人形が当たるクイズを掲載予定です。どうぞお楽しみに!
主催:日本クラブ
協賛:J.C.C. Fund (ニューヨーク日本商工会議所基金)
後援:(社)日本人形玩具学会
協力:(株)クロスワールドコネクション、児玉産業TOY(株)、
(株)セキグチ、(株)タカラトミー、(株)ナカジマコーポレーション 、
(株)バンダイ 、(株)ボークス、(株)増田屋コーポレーション、
マテル・インターナショナル(株)、(有)メルヘンズ、横浜人形の家、横浜市栄区、
河野聡子(一般財団法人日本玩具文化財団)、アンティークショップ ジェオグラフィカ
監修:(一財)日本玩具文化財団
キュレーター:林 祥子
◆フランス人形(写真左)
身長:55センチ 素材:布、脱脂綿、針金
昭和20年代〜30年代に、舞踏会風なドレス姿のフランス人形が人気を博しました。応接間やピアノの上に飾られ、高度経済成長期の豊かな暮らしの象徴でもありました。
◆4代目リカちゃん <だいすきリカちゃん> 1987〜(写真右)
身長 22センチ 素材:髪 PVDC繊維、胸部 ABS樹脂、腕・足・頭部 ポリ塩化ビニル
昭和から平成の玩具史に欠かせない人形です。2017年に50周年を迎え、全国巡回展示会「誕生50周年記念展示会」では親子三代も揃って訪れる展示会となりました。
「日本の人形:昭和から令和へ」
バーチャル・オープニング・レセプション
米国東部夏時間:2021年6月17日(木)午後7時〜7時50分
(日本時間:2021年6月18日(金) 午前8時~8時50分)
参加費:無料
(任意で医療従事者へのお弁当プロジェクトへ寄付)
※先着500名様まで
日本玩具文化財団理事長の佐藤豊彦氏に、昭和から令和の日本の人形の変遷についてご紹介いただきます。そして、令和2年度国立劇場文楽賞文楽優秀賞を受賞された吉田勘彌氏に、世界無形文化遺産の「文楽」の奥深い魅力についてお話を伺います。文楽は、歌舞伎、能と並び日本の伝統芸能として知られます。300年以上続く人形劇で、まるで人間のように人形を操る高い技術や、古典物語などに特徴があります。レセプションでは、「艶容女舞衣」の一部をご覧いただきます。
*ウェビナーは日本語で進行されますが、WordlyのリアルタイムAI 翻訳により英語字幕でご覧いただけます。
*このイベントはZoomによるオンライン・イベントです。実際のイベントは日本クラブ会館では実施しておりません。
■佐藤 豊彦(さとう とよひこ)
日本玩具文化財団理事長。各地で玩具・人形の展覧会を企画。2016 年にフランスのパリにて初のリカちゃん展「Licca Symbol of Kawaii」をプロデュース。翌年、誕生50周年リカちゃん展の発案、特別協力。現在はドイツ シュタイフ社のライセンス業務をおこなう 。
■吉田 勘彌(よしだ かんや)
19歳で国立劇場の文楽研修、以来40年以上のベテランの人形使い。昭和61年に吉田勘彌となり、その後様々な賞を受賞。最近では令和 3年国立劇場文楽賞文楽優秀賞を受賞する。
【お問い合わせ】事務局の本多 (gallery@nipponclub.org) まで