イベント詳細
第5回オペラの楽しみを探ろう!
- トークイベント
- 10 / 02 / 19
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金の卵の磨き方―メトロポリタン・オペラ:歌手育成プログラム
第5回『オペラの楽しみを探ろう!』では、メトロポリタン・オペラが運営する若い歌手のためのエリート研修プログラム『Lindemann Young Artist Development Program』で音楽アドバイザーを28年にわたって勤められたケン・ノダ氏をお迎えします。偉大なオペラ歌手の育成方法について、多彩なエピソードを含めてじっくりお話ししていただきます。
Lindemann Young Artist Development Programは、全米から選抜された才能ある若手歌手を毎年約12名受け入れて、徹底的な教育と舞台経験を提供します。このプログラムの卒業生には、アプリル・ミロ、ネイサン・ガン、サンドラ・ラドヴァノフスキー、マリウス・クイチェン、チャールズ・カストロノヴォなどがいます。
第2部では、Lindemann Young Artist Development Programに所属する歌手によるコンサート(伴奏:ケン・ノダ氏)です。
プログラム終了後は、グラス片手に懇親会です。ノダ氏、コンサートに出演した歌手たちも参加いたします。参加者同士の懇談とともに、偉大な音楽コーチ、将来の大歌手と直接コンタクトする機会をお楽しみください。
■ 日時:2019年10月2日(水)午後6時 開場
■ 会場:日本クラブ2階 ローズルーム
■ プログラム
□ 第1部 午後6時半~7時半 ケン・ノダ氏
『Lindemann Young Artist Development Program』
聞き手:伊藤澄子氏『オペラの楽しみを探ろう!』発起人会代表□ 第2部 午後7時半~8時 コンサート
Puccini / “Donde lièta uscì” from LA BOHÈME.
Yunuet Laguna, soprano
プッチーニ作曲 ” あなたの愛の声に呼ばれて出た家に ” 『ラ・ボエーム』より
ユーヌエット・ラグーナ ソプラノOffenbach / “Sous l’archet fremissant” from LES CONTES D’HOFFMANN
Valentyna Pluzhnikova, mezzo-soprano
オッフェンバック作曲 ”見たまえ、わななく弓の下で” 『ホフマン物語』より
バレンティーナ・プルーズニコヴァ メゾ・ソプラノCharpentier / “Depuis le jour” from LOUISE
Yunuet Laguna
シャルパンティエ作曲 “ その日から ”『ルイーズ』より
ユーヌエット・ラグーナTchaikovsky / “Adieux forets” from THE MAID OF ORLEANS
Valentyna Pluzhnikova
チャイコフスキー作曲“ さらば森よ ”『オルレアンの少女』より
バレンティーナ・プルーズニコヴァ歌:Lindemann Young Artist Development Program 研修生
ソプラノ:Yunuet Laguna(ユーヌエット・ラグーナ)
メゾソプラノ:Valentina Pluzhnikova(バレンティーナ・プルーズニコヴァ)伴奏:ケン・ノダ氏
□ 懇親会 午後8時~8時半■ 会費:会員$35、一般$40 (ワンドリンク付き)
■ 参加お申し込みは9/30(月)までに電話212-581-2223 または
hnaito@nipponclub.org までご連絡ください。
当日のキャンセルはご返金致しかねますのでご了承ください。
ケン・ノダ Ken Noda
1962年ニューヨーク州生まれ。今年7月にLindemann Young Artist Development Programの音楽アドバイザーを退職し、同プログラムの名誉教師となる。過去にはダニエル・バレンボイムにピアノを師事し、コンサート・ピアニストとして世界中の有名オーケストラと共演した。1991年よりメットに声楽コーチとして参加し、歌手の教育・育成に尽力するとともに、バトル、ノーマン、ポレンザーニ、ヴォイトなど有名歌手のコンサートでの伴奏者を勤めた。2020年より3年間、ザルツブルグ・モーツアルト・フェスティバルでアンドラーシュ・シフ指揮によるモーツアルト作オペラのコーチに就任予定。ユーヌエット・ラグーナ Yunuet Laguna
ソプラノ。2019LYADP一年生。メキシコ出身。メキシコシティ国立音楽院卒業。2018年メット・ナショナルカウンシルのメキシコ地区オーディションで第一位、続いてガルフコースト地域で第二位。同年シナオラ国際声楽コンペで準決勝進出。今年2月ヒューストンオペラでアナ・マリア・マルティネス 奨励賞を受賞。バレンティーナ・プルーズニコヴァ Valentina Pluzhnikova
メゾソプラノ。2019LYADP一年生。ウクライナ出身。クメルニツキー市のウラディスクラヴ・ゼランバ音楽大学卒業。ウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院のチャイコフスキー・オペラ・スタジオ所属。今年5月、ウクライナ国立オペラ劇場で、グノー作『ファウスト』ジーベルでデビュー。またこの夏、ザルツブルグ音楽祭のYoung Singers Projectに参加。伊藤澄子 Sumiko Ito
ニューヨーク在住。日本政府国家公務員、インベストメント・バンカーを経て、企業の事業戦略コンサルタントとなる。日米の芸術財団理事を歴任し、現在はクロノス・カルテット・パーフォーミオング・アーツ(サンフランシスコ)の理事。ヨナス・カウフマンを知ってからオペラ・フリークとなり、2016年11月、『ヨナス・カウフマン:テナー』を翻訳出版。