イベント詳細
知っておきたいアルツハイマー病のこと
塩井純一博士(マウント・サイナイ医療センター医学部助教授)講演会
- 講演会
- 12 / 10 / 15
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現時点では、アルツハイマー病には治療法がなく、また発症後死に至る期間が10年前後に及ぶため、患者のケアに要する経済的・人的コストは甚大で、社会全体での負担はその経済的安定性を損なう恐れがある程となっています。この病気の治療法を求めて、ここアメリカや日本・ヨーロッパでは活発な研究がなされて来ました。塩井博士は、ニューヨークのマウント・サイナイ医療センター医学部で過去25年にわたり、この病気の基礎研究に携わってこられました。その間、亡くなった患者さんの脳の解剖的知見を基に研究されてきましたが、最近、生きている患者さんの脳を歳を追って神経画像解析出来るようになり、これが研究方向を画期的に変えつつあり、更に将来的な展望をも変えつつあると言います。本講演会では、多くの人の関心に応える形で、以下のような疑問に最新の科学的知見に基づき、お話をして頂きます。1時間の講演、それに続き30分の質疑応答を予定しています。
1)アルツハイマー病の原因はどこまでわかっているのか?
2)予防法は?
3)病気に罹りやすい、或いは罹りにくい生活習慣は?
4)原因に基ずく根本的な治療法の見通しは?根本的な治療が出来なくとも進行を遅らせる医療はあるのか?
5)いつ医者に診断してもらうのが適切なのか?発症が現れる前に出来る予知的な診断もあるのか?
塩井純一博士 (マウント・サイナイ医療センター医学部助教授)
名古屋大学理学部分子生物学研究施設にて細菌の行動を分子レベルで研究、1978年に博士号を取得後、1980年に来米。カリフォルニア州のロマ・リンダ大学医学部とミシガン州アン・ナー バーのミシガン大学医学部でポスト・ドク後、 1985年ロマ・ リンダ大学医学部で助教授。1990年にニューヨークのマウント・サイナイ医学部に移り、アルツハイマー病の分子レベル・細胞レベル基礎研究を始める。最近日本で、羽田野政治氏と共に携帯機器等を活用した高齢者介護のシステム開発に携わり始める。
日時:2015年12月10日(木)
時間:6:30 pm – 8:00 pm (受付・開場 6:00 pm)
受付・会場 6:00pm
講演会 6:30 – 8:00pm
会場:日本クラブ7階マルチパーパスルーム
145 West 57th Street, New York, NY 10019
Tel: 212-581-2223 www.nipponclub.org
参加費:会員15ドル / ゲスト20ドル
● お申し込み・お問い合わせ
まずお電話 (Tel: 212-581-2223)、または E-mail (yhonda@nipponclub.org) でお願い致します。その後、参加費を12月8日までに事務局(本多)までご郵送下さい。なお、12月8日午後 5時以降のキャンセルにつきましては、ご返金致しかねますので、何卒ご了承下さい。