ウェビナー「NYの医師がお答えする COVID-19のギモンQ&A」を開催しました
2020年5月11日、日本クラブ・ニューヨーク日本商工会議所・米国日本人医師会 共催 ウェビナー「NYの医師がお答えする COVID-19のギモンQ&A」が開催されました。視聴者の皆様から寄せられた、新型コロナウィルスに関するお悩みやギモンに、米国日本人医師会に所属で、ニューヨークの医療現場にてご活躍されている内科医の中釜知則先生と小児科の金原聡子先生にお答え頂きました。
中釜先生からは「COVID-19の収束に向けて:予防と対策、規制の解除はいつ?知事や専門家は何を見ているのか?そして私たちは何をしていくのか?」と題し、様々なデータから、規制解除の判断基準について分かりやすくご説明いただきました。
また、金原先生からのプレゼンテーション「COVID-19での子供のケアについて」では、最近ニュースになっている、川崎病に似た病気が新型コロナウイルス感染した子供に起こっていることや、小児他系統炎症症候群について解説いただきました。
●中釜知則 医師
プライマリ・ケア(一般診療科/家庭医学科/内科/小児科/婦人科)、産業医学科・予防医学科、産業医学科・予防医学科認定医PCP(プライマリ・ケア・フィジシャン)
●金原聡子 医師
メディカルディレクター
コミュニティーヘルスケアネットワーク
インタビュアー:前田正明 日本クラブ事務局長代行・JCCI専務理事代行
(技術監修:本下昌彦 / MSS-New York, Inc.)
▼視聴者から頂いた質問集
・抗体有りと判断する際の抗体量の基準は各検査で統一されているのか?
・病院では実際抗体検査で再感染を判断する仮の基準のようなものがあるのか?
・アメリカ在住の人口比率に比べ、アメリカ内での日本人の感染者が少ないと感じていますが、考えられる要因は何かあるか?
・コロナウィルスで救急を呼んだ場合に搬送される病院というのは自分で選ぶものか、選べないのか?
・武田ファーマを含む5つの製薬会社がアライアンスで研究しているプラズマトリートメントと、ファイザーが中心になって開発している人工ワクチンについての希望的観測と可能性について、分かる範囲で教えて下さい。
・子供と川崎病の関係について、今わかっていることを教えてください
・何を契機に、オフィスでの業務再開を進めるのが良いか?
・高血圧の人はハイリスク患者になるのか?
・生活制限解除の場合、陰性の生活注意点と抗体保持者になった時の生き方はどうしたら良いのか?
・コロナ退治に一役買っていると言われているBCG、アメリカのメジャーメディアではまだ一切触れられていませんが、先生のご意見は?
・夏にこどもに外で水遊びとか海水浴させても大丈夫か?
など、多くの質問にお二人の先生から大変分かり易くお答えいただき、100名を越す参加者の方々はほぼ最後まで聴講されていました。
今回、お忙しい合間を縫って無償でお話頂きました医師の皆様には心より感謝を申し上げます。
今後も引き続き、日本クラブでは皆さまのお役に立てるウェビナーを企画しておりますので、ご意見・ご希望がございましたら、メールにてご連絡ください。