<スペシャル・ウェビナー>ビジネスと茶の湯 〜稀代の経営者たちを虜にした茶の湯の魅力〜
ニューヨーク在住の茶人(上田宗箇流)の長野佳嗣氏をスピーカーにお迎えし、「ビジネスと茶の湯」をテーマに、日本クラブ・前田事務所長との対談形式でお話いただきます。
皆様は近代数寄者と呼ばれた茶人たちをご存知でしょうか。三井物産の益田孝を筆頭に五島慶太(東急グループ)、小林一三(阪急グループ)など明治の財界を代表する人物はこぞって茶の湯に傾倒しました。特に益田孝は「利休以来の大茶人」と称され、茶道史にもその名を刻んでいます。彼らは欧米諸国とビジネスで関係をもつ中で、自国の文化の重要性と価値にいち早く気付いたのです。一流の実業家が茶の湯に打ち込むこの系譜は松下幸之助まで受け継がれ、茶の湯の継承・発展に大きく寄与しました。
彼らを夢中にさせた茶の魅力とはなんだったのか、そして彼らの茶の世界はどのようなものだったのか。実業家の側面とは違う、茶人としての彼らの姿をご紹介いたします。オンライン・イベントですので、ご自宅やオフィスからPC・スマートフォンなどでお気軽にご参加ください。
【開催日時】
10月25日(火)
7pm〜8pm ET
参加費無料(要登録)
(任意でNY医療従事者/フロントラインワーカーへのお弁当プロジェクトへのご寄付をお願いします)
*ウェビナーは日本語で進行されますが、WordlyのリアルタイムAI 翻訳により英語字幕でご覧いただけます。
*このイベントはZoomによるオンライン・イベントです。実際のイベントは日本クラブ会館では実施しておりません。
Chanoyu Week NYC
Chanoyu Week NYCはニューヨークにおける茶の湯を通して日本及びアジア文化の発信と発展と、ニューヨークのコミュニティー及び人々の心身の健康へ貢献することを目的に2022年に設立。代表を長野氏が務め、毎年11月にマンハッタン及びブルックリンエリアの各所でChanoyu Week NYCを開催する。初年度の2022年は、「利休」の映画上映、口切の儀式、安土桃山期の茶懐石の食体験、和菓子作りワークショップなど、およそ20箇所で茶の湯関連のイベントが開催される。詳細は https://www.chanoyuweeknyc.com/ をご覧ください。
スピーカー・プロフィール
長野佳嗣(Yoshitsugu Nagano)
茶人。武家茶道上田宗箇流の家元付正教授。広島市立大学芸術学部卒業
伝統を踏まえながら、現代的な感性や価値観を反映した茶の湯のスタイルを確立。2018年には上田宗箇流において最年少で最高位の伝を取得し、正教授者となる。2019年よりニューヨークに拠点を移し、茶会の開催やお稽古を通して茶の湯文化を発信している。ニューヨークでは茶会やレクチャーを頻繁に開催し、コロナ禍においても精力的に活動を継続している。
ウェブサイト:https://www.y-nagano.jp/
【お問い合わせ】 info@nipponclub.org