東日本大震災から10年を迎えて
―震災を超えて、福島から世界へー 「海の日芸術祭」より
バーチャル・オープニング・レセプションを開催しました
主催:日本クラブ
協賛:J.C.C. Fund (ニューヨーク日本商工会議所基金)
協力:一般社団法人海の日芸術祭
2021年3月5日に開催されました、日本クラブWEBギャラリーにて開催中の展覧会「震災を超えて、福島から世界へ」のバーチャル・オープニング・レセプションの様子がYouTubeにてご視聴いただけます。
レセプションでは、出展アーティストの方々より、作品に込めた思いについてお話を伺いました。また、ゲストとして、日本を代表するキーボード奏者の一人である、ゴダイゴのリーダーのミッキー吉野様に「ガンダーラ」や「銀河鉄道999」などのヒット曲をご演奏いただき、ご視聴いただいた皆様からは、たくさんの心温まるコメントを頂きました。
〜参加者の皆様からのコメント〜
「とても素敵な時間でした。改めて10年前の震災時の自分を思い出し、芸術作品を通して伝わる思いと重ねて、これからどう歩んで行こうか?考えました。最後のミッキー吉野さんの演奏に涙が溢れました。ありがとうございました。」
「時差もあるのにミッキー吉野氏が演奏して下さったり、アーティストの方々がコメントやビデオで説明して下さったり普段にはない形で作品を観れたのは興味深かったです。」
など、たくさんの心温まるコメントを頂き、誠にありがとうございました。
この10年間、幾多の困難を乗り越えて、復興に邁進してこられました被災地の皆様に改めて心より敬意を表します。
日本クラブWEBギャラリーでは、震災から10年を迎えるにあたり、「震災を超えて、福島から世界へ」と題した展覧会を開催中です(会期:2021年3月5日~3月31日)。東日本大震災では津波による大きな被害を受けましたが、人類が生きて行くのに欠かせない海を愛し、海に敬意を表し、海との共生を求める現代芸術家たちが、震災前の福島の豊かな海への感謝と津波の犠牲者に対する鎮魂の思いを込めて制作した作品をご紹介しています。
2015年より一般社団法人「海の日芸術祭」を主宰し、また出展作家の1人である福島県郡山市在住の現代アーティストの生田目満夫氏は、「原発事故の風評は依然として根強いですが、故郷の海の美しさは変わっていません。芸術作品を通し、改めて福島の復興への歩みを多くの人に知ってもらえればと思います。東日本大震災以降の心の復興と、福島における新しい芸術の発展、更にはこの展覧会を機に、日本の現代美術を世界に発信できれば」と話しています。
本展では、25名のアーティストによる、23点の平面作品と、2点の立体作品を展示中。
【出展作家】
遠藤 由紀子、長谷川 裕美、星 章寛、五十嵐 君枝、石田 美穂、石黒 喜子、小林 弥生、
こうご みつる、黒川 雅子、黒木 昭衣、ムラ カズユキ、生田目 満夫、大橋 美保、
岡本 真実、岡本 順子、清水 のぶ子、鳥飼 規世、塚田 洋子、渡辺 永子、山田 絵美子、
吉田 江里、吉田 真梨子、吉田 成寿、吉野 祥江、ユキ・ヒロ
ゲスト
ミッキー吉野 (MICKIE YOSHINO)
キーボーディスト・アレンジャー・ソングライター
1951年12月13日 神奈川県横浜市出身。1968年、グループ・サウンズの「ザ・ゴールデン・カップス」に加入。そのプレイは天才キーボーディストと注目される。カップス脱退後71年6月に渡米、9月にボストンのバークリー音楽大学に留学。 卒業後帰国し、1976年にゴダイゴ結成。ガンダーラ、モンキーマジック、銀河鉄道999など数々の大ヒットを飛ばす。
1985年のゴダイゴ活動停止後も音楽学校創設、スタジオ活動、映画音楽等で広く活躍。2004年の矢口史靖監督「スウィング・ガールズ」のサントラでは岸本ひろしと共に日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を受賞。2003年にはザ・ゴールデン・カップスが再始動、2006年にはゴダイゴも活動を再開し、毎年精力的にコンサートを開催。2005年には世界遺産、奈良東大寺大仏殿前にてゴダイゴコンサート。2007年には、東京芸術劇場にてゴダイゴ新創世紀コンサートを開催。100人のクワイヤー、和楽器、弦楽器、マイケルジャクソンのギタリストで有名なJennifer Batten、女優の市原悦子などを迎えて、3年に渡り音楽監督としてコンサートを開催した。
2011年東日本大震災の後、福島県郡山市のパレットプラザにて支援ライブ開催。またフジTV、2019TEPPEN 冬の陣では芸能人ピアノ部門優勝した。ロック・ジャズ・ポップス、映画音楽等ジャンルに捉われず現在まで幅広く活躍している。